キャリアチェンジ

【経験をもとに解説】製造業(技術職)に向いていない人

製造業 価値観
sumino
sumi
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ブロガー / SEOコンサル
Profile
製造業の技術屋で5年間働いたのち、
全くの未経験からSEOコンサル会社へ転職。

窮屈な環境から思い切って転職をし、
望んだ環境を手に入れることが出来ました。

現在は製造業ではたらく人を応援するメディア
「午後11時の憂鬱」を運営しています。

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僕は新卒入社してから5年間、製造業の技術者として働いていました。

仕事にストレスを感じる。仕事が楽しく感じない、つまらない。

というか、自分はこの仕事に向いていないんじゃないか・・・?

働いていくうちにこんなことが頭をよぎることも多々ありました。

実際に僕は向いていないと感じたため、転職を決意し全く異なる業界で今はのびのびと働いています。

「自分は製造業に向いているのかな?」「いっそのこと違う業界へ転職した方が良いのかな?」

このように考えている方はぜひ、この記事を参考に思考の整理を行なっていただければ幸いです。


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結論:仕事に「スピード感」と「自己効力感」を求める方は向いていない

いろんな記事を見ていると、「ロジカルシンキングが苦手」「計算や細かい作業が苦手」などの言及を見かけますが、これらは結局どの職業に就いたとしても必要になることが多いため、あまり本質的な指摘だとは思いません。

僕の見解としては、“仕事に「スピード感」と「自己効力感」を求める方は製造業に向いていない” です。

ではなぜそう言えるのか?

それは実際の僕の経験をもとに、製造業の技術職とはどのような仕事内容なのかを紹介していきながら解説します。

そこで感じた不満こそが、結論へ結びつくと思います。

このまま読み進めていただけると、読者のあなたが製造業の技術職に向いているか・向いていないか、がある程度判断出来るのではと思います。

製造業の技術職はこんなことをやる

まずは読者の方にとって、参考になる記事かどうかをご判断いただくために、僕の当時の実際の仕事内容を簡単に紹介します。少しでも近いと感じていただけた方は参考になる記事かと思います。

実際の1日のスケジュールはこんな感じでした。(自動車部品の搭載設計。新卒入社3年目。)

9:00~9:15
出社

1日のスケジュールをチェック

9:15〜11:00
3D-CADを使用し、担当部品をモデリング

製造工程を加味しながら、できるだけ「軽く」「安い」形状を決める

途中、上司へ相談と進捗報告を実施(これがすごく大事)

11:00~11:30
GM報告準備

11:30から開催されるGM報告用の資料をまとめる

11:30~12:00
GM報告

担当部署の上長へ検討状況・進捗を報告

12:00~13:00
昼休憩

同僚や先輩と食堂へ食べに行く

13:00~13:30
昼会

チームメンバー内で共有事項の展開や業務報告を実施

13:30~14:00
モデリングした部品をサプライヤー(部品メーカー)へデータ送信

金型費用と1個あたりの部品費を算出してもらう

複数データ送付し、各パターンごとのコストを比較

14:00~15:30
周辺部品との間隙を計算

設計した部品を自動車へ搭載した際に、最悪ケース(ばらつき)を想定し周辺部品と接触がないかを計算

15:30~20:00
搭載計画図を作成(報告用資料作成)

報告用の資料の一部

部品を搭載した際の周囲の部品との間隙・組み付けスペースなど、各種クリアすべき要件が問題ないかを証明する図面。これがかなり大掛かりな作業

どうでしょう?

少しでも近いなと感じていただけた方は、次へ読み進めていただければと思います。

実際働く中で感じた不満

「売り上げ貢献(売り上げを生み出す)できている感覚が薄いな」

「報告のための仕事が多いな」

こう感じる人は一定数いると思います。僕もそう感じることが多かったです。

誰かに何かを売ったり、目の前でお金が動くことがほとんど無いため、「自分で仕事を動かしている感覚」はあまり感じられないかもしれません。

それは製造業の技術職というのは、数百ある全工程のうち、一工程を担当しているといった形になりますので当然です。

あとは、自分が携わる商品が世に出る際には、多くの人へ届けられるよう、工場にて量産されることが前提となります。技術者はその形を決める重要な役割を担っている訳です。

当然ですが、一人で考えて意思決定ができるわけはなく、様々な方へ報告をし、承認をもらいながら仕事を前に進めていくことになります。

報告回数が多くなるのは必然となる訳です。

こんな人は向いていない

改めて言いますが、仕事に対して「スピード感」と「自己効力感」を求める体質の方は製造業へ向いていません。

言い方を変えると、「独立志向の強い方」「自分で意思決定をして仕事を進めたい方」は間違いなく向いていないです。

先述の仕事内容を見ればそう感じると思います。

こんな人は向いている

「論理構造を組み立てている、その時間自体が好きな方」「細かいことに徹底的にこだわりきれる方」など、先ほど紹介した仕事・業務そのものに対して没頭できる方が向いていると思います。

刺激は少ないですが、ある意味”結果”や”成果”にやりがいを求める方ではなく、その作業事態に快感すら覚える人はかなり向いていますし、活躍ができると思います。

向いていない人が取るべき処世術

中長期的には転職をする選択をお勧めします。

さらに“業界も変えた方が良い”というのが私の経験上、お薦めする対策です。製造業で働く以上は、先ほど述べた不満は少なからず付きまとうことになります。

思い切って業界を変えて、文化・環境を180度変えた方が失敗は少ないと考えます。

ですが、明日すぐに転職なんてことはできないため、一定期間はその環境下で働き続ける必要はありますよね。そんな方へ推奨する処世術を、僕の経験と実績をもとにご紹介します。

「向いていない」と感じているが、今まさにその仕事に向き合っている方、要チェックです。

処世術①:ビジネススキルを磨くことに専念する

先ほどの仕事内容でも紹介したように、周囲への報告機会が多いです。この機会を利用し、徹底的に報告スキルを磨くことに意識を向けたり、報告資料についても客観的にわかりやすく表現を工夫するなどのスキルを磨きます。

このようなありふれた毎日の仕事の中でトレーニングを意識し、取り組むことでモチベーションにも繋がりますし、転職した先でも必要になるスキルとなることが多いため、ぜひ意識的に取り組んでいただけると良いと思います。

処世術②:製造業界のことを理解することに集中する

これは仮に業界を超えて転職をすることを前提とした処世術です。

製造業界は他の業界に比べると、外部からは情報が取りづらい閉じられた業界です。対照的な業界はウェブ業界です。ググるとその業界のことや仕事内容はある程度わかります。

製造業界はググっても知れることは少なく、逆に業界の中にいた人間じゃないと、具体的にどんな業界で、どんな仕事内容かはわかりづらいです。

また製造業の業務は会社が持つインフラ(3D-CADなど)が必要となるため、ウェブ業界のようにPCひとつで仕事はできません。

そのため製造業で働いた経験は外部からするととても貴重です。そういった意味で市場価値が高いと考えます。

今僕はウェブ業界で働いていますが、ウェブマーケ×製造業の掛け合わせを経験として保有している人材は僕の知る限り周りにはほとんどいません。

いずれ転職するその業界で、この製造業の経験をどのように活かせるか?を真剣に考えながら目の前の仕事を捉えると、とても有意義なものになります。

まとめ

製造業は特殊な業界だと思います。そのため向き・不向きは当然のようにありますし、自分が”向いていない”と感じた際は、決してネガティブに捉えず、最適な選択をするべきです。

僕も結果的に「スピード感」と「自己効力感」を仕事に求めた結果、製造業を卒業し、今のウェブの業界にいます。

この選択は間違っていなかったと思います。

読者のあなたはどうでしょう?記事の内容が少しでもためになれば幸いです。

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