製造業技術者から営業への転職は可能です|実はそんなに難易度は高くない
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日本のGDPで約2割を占める基幹産業の製造業。
製品によっては世界的に見て高い需要があるものの、一部では需要が低迷してしまっているものもあります。特に新型コロナの影響は大きいので、これを期に転職を考えることもあるでしょう。
求人件数が多い職種のひとつに営業があることから、営業への転職を考えている方も多いはずです。しかし、何の対策も打たずに転職活動を行うとキャリアや実績があっても失敗する恐れもあります。
そんな事態を避けるため、今回の記事では製造業から営業への転職難易度をはじめ、転職する際に必要なスキルや準備などを徹底的に解説します。
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営業職へ転職する人はどれだけいるのか?
営業職(販売の仕事)への転職者は、年間およそ30万人です。
営業職への転職者割合は9.8%(政府統計の総合窓口e-stat・平成27年転職者実態調査より)であり、2015年の転職者は全体で299万人(総務省 労働力調査2020年)だったことから、営業職への転職は約30万人であることが推測できます。
ちなみに、営業職は4番目に転職割合の高い職種です。
※政府統計の総合窓口e-stat・平成27年転職者実態調査から筆者が作成
しかし、営業職は「若年層からの人気が低い」と言われることも多いです。
「ノルマが厳しそう」「パワハラを受けるのでは」「体力的に大変そう」といったイメージが根強いのもひとつの原因かもしれません。
ところが、政府の調査結果を見ると不人気とはいえません。
「15~19歳」では15.4%、「20~24歳」は16.1%、「25~29歳」は13.2%と、年齢が若いほど営業職(販売の仕事)への転職率が高くなるからです。実際、40歳~59歳までの転職率はどの年齢階級も7%台と低い水準です。
未経験から営業へ転職する際の難易度は高い?
未経験から営業へ転職する際の難易度は「低い」です。
主な理由は、大きく2つあります。
- 知識や資格を求められることが少ない
- 離職率が高い職種だから
下記から、順番に説明していきます。
理由①:知識や資格が求められることが少ない
自社の商品を販売するのに必要な知識や技術というのは、実際に就職したあとで身に付けることがほとんどです。異職種への転職では即戦力を要することが多いことから、実績やスキルなどを重視する場合がほとんどであり、未経験者にとってはハードルが高いといえます。
しかし、営業職というのは企業によって「顧客」も「販売する方法」も異なることから、最初から知識や資格が求められることはほとんどありません。
以上の理由から、未経験でも営業職への転職はしやすいのです。
理由②:離職率が高い職種だから
営業の仕事は、離職率が高い傾向にあります。
求人紹介・就業サポートの「UZUZ」のアンケート調査(2019年~2020年に実施)によると、第二新卒として就職活動中の20代男女の前職の職種で最も多かったのは「営業」であり、27.34%と高い割合でした。
引用:「UZUZ」
営業ノルマの厳しい企業では離職する人も多いのが現状であり、常に募集をかけ続けている企業もあります。つまり、人気も高いけれど離職者も多い職種でもあるのです。
上記のような理由から、「営業は求人数が多く転職しやすい」という状況ができあがっています。ただし、一括りに営業といっても多種多様であり、たとえばメーカーの営業では離職率が低いといわれています。
営業職を目指す上で必要なスキルと準備について解説
営業職を目指す上で最低限必要なスキルは、以下の3つです。
- コミュニケーション能力
- 知的好奇心
- 課題を発見する能力
上から順に解説していきます。
必要なスキル①:コミュニケーション能力
営業で最も要求されるのが、コミュニケーション能力です。
そもそも営業の仕事は対面で話をする機会も多いので、ある程度のコミュニケーション能力は必須です。ただし、単に会話をするのが得意なだけでは営業の仕事は務まりません。顧客に対して、いかに早く信頼関係を築けるかがカギとなるからです。
たとえば、相手が経営上での課題を抱え早期の解決を希望していたとして、ただ自社製品を押し付けるだけでは契約を成立させるのは困難です。相手の意見をしっかりとヒアリングすることで、「この人はきちんと話ができる」と判断して信頼が高まるでしょう。
営業に転職するのであれば、まずは人と会話することに慣れることや相談ができるようになっておくと良いでしょう。
必要なスキル②:知的好奇心
営業をするうえで、自社の製品・サービスに関する知識は必須です。
自社製品・サービスについて顧客から尋ねられたときに答えられないと、信頼を損ねてしまう可能性があります。また、顧客の課題解決に対しても、製品・サービスの性能や性質を理解していないと適切ではない提案をする可能性もあります。
経験が増えて自社の製品・サービスを把握しているつもりでも、自身に関係のない知識は持っていない場合もあります。しかし、顧客からは気になる内容かもしれないので、詳しくなっても損をすることはありません。
常に知的好奇心を持っていれば、自社や競合他社の製品・サービスがわかります。契約だけでなく、製品の品質向上や新製品の誕生につながることもあるでしょう。
必要なスキル③:課題を発見する能力
課題を発見する能力は、顧客が「何を望んでいるか」を推察する能力のことです。
顧客がどのような課題を持っているかではないので、こちらが課題と勝手に決めても顧客が解決したいという意欲がなければ課題ではありません。相手の「どうしても解決したい」という気持ちを引き出して、初めて顧客の課題を発見できるわけです。
「課題」とは、顧客が「目標とする姿」と「現状」の違いです。このギャップを埋めることこそ課題の解決であり、その手段がソリューションです。
たとえば、経費を100億円削減することが顧客が望む目標としましょう。しかし、現状では30億円しか削減できていないとすれば、70億円のギャップが発生しています。70億円の経費削減を実現することこそが、顧客の課題です。
仮に顧客が70億円の経費削減で十分とすれば、現状も70億円しか削減できていないので、そこにギャップは存在しません。
このように、営業では課題をみつける能力というのが求められます。普段から友人や知人の悩みを聞いて相談に乗ることもスキルの向上につながるはずです。
製造業で培った経験はどのように活かせるか?
以下のような経験があれば、営業でも活かすことができます。
- メーカー業界の知識
- 流れに基づいた業務の遂行
- 改善を重ねる努力
上から順番に説明していきます。
経験①:メーカー業界の知識
営業職でも業界によっては、メーカー業界に携わることがあります。
日本の産業の約2割は製造業であり、サービス業に次ぐ中心的な存在のひとつです。
幅広い業界で製造業をクライアントに持つ企業は多いので、メーカーの知識や業界の情報などを持っていると重宝されることもあるでしょう。
そのため、転職先で高く評価してもらえる可能性は高いといえます。
経験②:流れに基づいた業務の遂行
ひと括りに製造業といっても、技術だけでなく企画や開発、製造などさまざまです。
製造業に従事していると、他部門と一緒にチームを組んでプロジェクトを進める機会も多く、流れを意識した業務の遂行が習慣になる傾向にあります。
営業職でもプロジェクトマネジメントは要求されるので、そうした能力を評価される可能性があります。
経験③:改善を重ねる努力
製造業に従事していると、他社製品との差別化やコスト削減への意識が高まります。
単価をわずか1円削減するために試行錯誤を繰り返して、商品を開発したり経費を削減したりするなど、社員が一丸となって企業努力を重ねていきます。またコストの分析や削減に向けての提案、管理のあり方を見直しも行うことも多いはずです。
差別化やコスト削減といった業務の効率化を図れる点でも、転職先で評価される可能性があります。
製造業から未経験で営業を目指すのであれば転職エージェントを活用しよう
製造業から未経験で営業を目指すなら、転職エージェントを活用しましょう。
転職エージェントの活用をおすすめする理由は、以下の3つです。
- 内定率が高くなる
- 非公開の情報を保有している
- 至れり尽くせりのサポートを受けられる
それぞれの詳細を、順番に見ていきましょう。
おすすめの理由①:内定率が高くなる
転職エージェントは「転職のプロ」が運営しているので、内定率は上がります。
たとえ1人で転職活動を行うことも可能ですが、個人で何度も「転職を経験した」あるいは「転職をサポートした」という人は少ないでしょう。そもそも転職したい人は就職が目的であり、転職のプロになりたいわけではないはずです。
そのため、転職を何度も成功させている転職エージェントに任せた方が目的は達成しやすいといえます。しかも、転職エージェントは応募企業の業界に精通していることから、企業別に対策を打つこともできます。
以上の理由から、転職を成功させたいなら転職エージェントがおすすめです。
おすすめの理由②:非公開の情報を保有している
転職エージェントに在籍するスタッフは、業界の情報に精通している場合がほとんどです。そのため、ネットには乗っていないような企業情報まで保有しています。
たとえば、以下のような情報があります。
- 企業の仕事内容
- 社風
- 職場の人間関係
- 休日や手当など
- 非公開の求人情報
スタッフの中には実際に企業まで足を運んでいる「営業」も在籍していることから、企業の内部事情まで把握していることがあります。
転職希望先の情報を多く入手したい場合にも、転職エージェントがおすすめです。
おすすめの理由③:至れり尽くせりのサポートを受けられる
転職エージェントは、とにかくサポートが充実しています。
転職希望者の転職を成功させることが目的なので、転職に必要なことはほとんど対応しています。
代表的なサポート内容としては、自己分析や企業分析、履歴書や職務経歴書といった書類の添削、面接対策などがあります。書類の添削や自己分析は自分で何とかなったとしても、企業分析や面接対応は個人レベルでは限界があります。
転職のプロである転職エージェントに任せた方が全てスムーズに進みますし、適切なアドバイスを受けることも可能です。
自己流では限界を感じるような場合にも、転職エージェントの利用をおすすめします。
おすすめの転職エージェント
DODA、リクルートエージェント、マイナビエージェントあたりがオススメです。
理由は3つあります。
- 求人の数が多い
- サポート力が高い
- 広いエリアの転職に対応している
3社は大手の転職エージェントなので、求人の数ではトップクラスです。
求人の数が多いということは選択肢も増えるということなので、求人数は必ずチェックしておきたいところです。
他社と比べて実績があるので、前述した自己分析や書類の添削、面接対応なども的確なアドバイスが期待できます。
広いエリアの求人に対応していることも、大手エージェントならではのメリットです。
大手以外のエージェントは転職情報を掲載している地域が限定されている場合もありますが、大手は全国に対応しているので、どこにお住まいでも利用することができます。
ただ一方で優秀なエージェントももちろん多いですが、そうでない人もいます。
優秀なエージェントに当たるかは運になるので、ここは割り切って一旦登録してみてみましょう。
以下の記事ではその他のエージェントも含め網羅的に解説していますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
まとめ
今回の記事では製造業から営業への転職難易度をはじめ、転職する際に必要なスキルや準備などを徹底的に解説しました。
以下に、当記事でご紹介した内容をまとめました。
- 営業職への転職者は年間で約30万人(転職者割合9.8%)
- 未経験から営業への転職難易度は低い
- 営業職ではコミュニケーション能力や知的好奇心、課題発見能力が必要
- 製造業の経験を活かせば、面接で評価される可能性もある
- 製造業から未経験で営業を目指すなら転職エージェントを活用する
- おすすめは大手の転職エージェント
未経験で営業に転職するなら大手の転職エージェントをおすすめしますが、ひと括りに転職エージェントといっても内容が異なります。地域密着型もあれば業種に特化したものまでさまざまなので、自分に合った転職エージェントをみつけると良いでしょう。
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転職準備や進め方、面接対策など質問や相談何でも聞いてみて下さい。
(正直ネットで情報収集するより、1回話聞いた方が絶対効率良いです。)
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